第二新卒はいつまで?企業が積極採用する理由と転職成功のポイント

転職サイトを見ると、「第二新卒歓迎」という文字をよく目にします。昨今は、新卒採用、中途採用も活況で、人の採用が難しい時代。中途採用をしている企業にとって、社会人の経験もありつつ、柔軟性も高い第二新卒の採用ニーズは年々増加傾向にあるのです。 では、第二新卒とは具体的に入社何年目までを指すのでしょうか。また、なぜ企業は第二新卒を求めているのでしょうか。 今回は、第二新卒の期間から転職でのメリット、第二新卒を活かした転職活動のポイントをご紹介します。

<目次>
1. 第二新卒は入社何年目まで?
2. 第二新卒が求められる理由
3. 第二新卒で転職するメリット
4. 第二新卒での転職のポイント
5. 第二新卒のチャンスを活かそう!

第二新卒は入社何年目まで?

まずは、第二新卒の基礎知識について確認しましょう。

●第二新卒とは?
第二新卒には、新卒のようにはっきりとした定義はありません。しかし、募集する企業が求めるスキルや人物像から大体の範囲を絞り込むことはできます。ポイントは2つあり、1つは新卒で一度就職した経験があるということ、もう1つは入社して3年以内であるということです。
大学や高校卒業と同時に就職したものの、自分が予想していた仕事内容や働き方とのミスマッチを感じたり、新たに別の目標ができたりして、入社3年以内に転職活動をする人たちのことを第二新卒と呼ぶことが一般的です。

●積極的に採用している企業が多い
第二新卒を積極採用している企業は数多くあります。新卒の約30%が3年以内に退職するといわれており、 企業側もこの年代を求める傾向にあります。

第二新卒が求められる理由

企業が第二新卒を歓迎する理由は主に4つあります。

●社会人経験がある
第二新卒と新卒の大きな違いは、一度社会に出たことがあるという点です。社会人経験があると、企業は入社後に社会人としてのマナーや事務スキルなどを一から教育する必要がなく、その分のコストを削減できます。さらに前職が似た業種であれば、専門用語や知識などをそのまま活かせるので、即戦力としての活躍も期待できるでしょう。

●企業にとって新卒採用は難しい
新卒採用は、時間やコストの制約があります。企業は解禁日まで採用活動を制限され、解禁後も他企業より少しでも優秀な学生を集めるために説明会やセミナーを開催したり、インターンを募集したりしなければなりません。内定を出した学生が辞退することもあり、必ず希望した採用人数を確保できるわけではないという苦悩もあります。第二新卒は、企業側にとっても希望する人材をピンポイントで採用できるメリットがあるのです。

●適応力が高い
第二新卒に求められるのは、社会人経験だけではありません。若々しさも企業にとっての魅力で、単なる中途採用と第二新卒の大きな違いでもあります。企業が30代や40代の中途採用を行なう理由は、熟練した経験と実績、マネジメントスキルをもった即戦力を採用するためです。
第二新卒は、社会人としての経験が浅いためこだわりが少なく、企業にとっては適応力があり自社に合った人材に育てやすいと感じるようです。

●仕事へのミスマッチ度が低い
第二新卒の離職率は、新卒よりも低いといわれています。なぜなら、第二新卒の転職活動は自分なりの理由を持って自発的に動き、新卒以上に慎重な選択を行います。また、第二新卒者にとっては、一度社会に出たことで学生の頃よりも明確なビジョンをもって転職活動を行ない、自分に合った転職先を見つけやすいという傾向があるからです。企業にとっても、採用者のミスマッチが抑えられることは大きな利点でしょう。

求人数が多い

では、転職者にとって、第二新卒というタイミングで転職するメリットはどこにあるのでしょうか。

●求人数が多い
企業側は、新卒時に十分な採用ができなかった、新卒採用者の3年以内離職、会社の成長率に対して人員が不足している等、さまざまな理由で若手の人材不足が起こっています。そのため、同様の年代の求人数を増やして募集する傾向があり、第二新卒というタイミングでの転職は、求職者にとっても企業にとってもニーズの高い人材といえます。

●落ち着いて転職活動ができる
新卒での就職活動は、同時期に一斉に始まります。そのため、他人と比較されやすい状況にあり、その結果、「いかに早く」「いかに多く」の内定をもらうかということに意識が向いてしまう学生も多く存在します。しかし、そのような考え方では、就職先の企業とのミスマッチが起きやすく、早い段階での退職につながってしまいます。
第二新卒は、新卒時の企業選びの経験と実際に社会に出てからの体験を基に転職活動を行ないます。以前の会社で満足いかなかった原因は何だったのかを見直し、本当に自分が求めている働き方に合わせて、じっくり企業を選ぶことができるのが第二新卒の魅力です。

●キャリアチェンジしやすい
企業が第二新卒に求める項目の1つは、適応力です。実際に企業の求人要項でも、新卒同様に、特別な経験やスキルが求められていないケースも多くあります。つまり、前職とは違う業界・職種にチャレンジできるチャンスが大いに少なからずともあるということです。これまでの経験や業種にかかわらず、第二新卒というタイミングを活かして、自分がやってみたいと思う未経験の業界や憧れの企業へ挑戦してみることも可能なのです。

第二新卒での転職のポイント

第二新卒として転職活動を行なう際に知っておきたいアピールポイントについて、確認しましょう。

●基本的なビジネスマナー
転職活動の際に強調すべき点は、企業へのメリットです。新卒とは違う、第二新卒としての魅力をアピールしましょう。具体的には、ビジネスマナーや事務処理能力、PCスキル、企画立案やPDCAを回した経験など、社会人としてのビジネススキルが一定レベル以上に身に付いていることをアピールすると良いでしょう。

●納得できる転職理由
転職者にとって、転職理由は重要なポイントです。第二新卒の場合は、就職活動時の判断と現在の考え方の違いについて答えられるようにしておきましょう。「なぜ新卒でその会社を選んだのか」「転職先の会社を選ぶ理由は何か」「今度はミスマッチではないと言い切れる理由は何か」といった内容を、面接官が納得できるように説明する必要があります。自分が新卒時にどのような働き方を希望していて、それがなぜ実現できなかったのかをしっかりと分析して、面接の準備をしておきましょう。

●明確な目標
転職理由と合わせてアピールすべきポイントは、入社後のはっきりとしたビジョンです。過去の自分を分析し反省することも重要ですが、企業は新たな目標に向かって成長し続けられる人材を求めています。
個人的な視点としては「その会社で自分がどう働きたいか」「長期的にどのようにキャリアを重ね、何がしたいか 」、企業側の視点としては「新しい職種や業界で、どのように成長し貢献できるか」という点に注目して、目標を立ててみましょう。

第二新卒のチャンスを活かそう!

第二新卒は新卒と比較して、企業にとっても応募者にとってもメリットの多い人材です。しかし、高いスキルや実績を求められていないからといって、新卒時の就職活動と同じ気持ちでは転職活動は成功しません。社会人を経験した第二新卒としての立場をしっかりと理解し、転職活動へ向けてもう一度自己分析を行なう必要があります。第二新卒のチャンスは事実上、一生に一度でしょう。この機会をしっかり活用して、自分に合った仕事を見つけましょう。

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